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RePlayce、鹿島建設と高校生向けワークショップを実施~地域課題を解決しながら、街づくりに挑戦~

目次目次

    2024年10月から12月、RePlayceは鹿島建設とともに、高校生向けワークショップを実施しました。このワークショップは、現役の高校生に建設業界や鹿島建設のことを理解する機会を作り、建設業界の仕事の楽しさや規模感を実際に体験していただく内容です。

    ゼネコン業界は、単なる建設業ではなく、未来のまちづくりに貢献する魅力的な仕事であることの理解を促す目的でプログラムを企画しました。さらに、Z世代の発想や学生のプレゼンを受けて、鹿島建設の社員皆さまのエンゲージメント向上も狙いの一つとしました。

    前半はオンラインで全5回のプログラムに取り組み、最終プレゼンは「勝ちダルマ」で有名な、大阪府箕面市にある高野山真言宗の勝尾寺で、特別現地ワークショップとして実施しました。

    ワークショップ全体概要

    実施日
    オンライン(全5回)2024年10月~11月
    対面 2024年12月27日~28日

    場所
    勝尾寺(大阪府箕面市)

    内容
    鹿島建設のスマートシティの事例などを用いながら、高校生が住む地域の課題とその解決策をヒアリング・検討し、御社社員にプレゼンをするワークショップの制作及びワークショップの実施。

    プログラム

    10月~12月@オンライン

    1回目 建設業界ってこんなに面白い!〜未来の街を創るプロの仕事とミッションを知ろう〜
    2回目 地域課題を解決せよ!〜n=1に求められる未来の街を生み出そう〜
    3回目 それってつまりどんな街?〜独自の”見立て”で未来の街づくりを表現せよ!〜
    4回目 “伝える”から”伝わる”技術を磨く!追い込みプレゼン道場
    5回目 「通常コース」「ガチコース」に分かれてプレゼン

    対面開催ワークショップ@勝尾寺

    DAY1:12月27日
    11:00-12:00 グループワーク①勝尾寺体験
    12:00-13:00 昼食
    13:00-14:00 勝尾寺から体験設計を学ぶ
    14:00-15:00 グループワーク② 勝尾寺での気づきと学びのシェア
    15:00-19:00 グループワーク③ 街づくりブラッシュアップ+資料作成
    19:00-20:30 夕食 副住職との対話
    20:30-22:00 風呂、就寝準備

    DAY3:12月28日
    06:00-07:30 朝のお勤め
    07:30-09:00 朝ごはん、支度
    09:00-12:00 グループワーク④街づくりブラッシュアップ+資料作成
    12:00-13:00 昼食
    13:00-14:00 最終プレゼン | 講評 | 感想シェア
    14:00-16:00 帰り支度、勝ちダルマ奉告梵焼祭
    16:00-17:00 箕面萱野駅へ移動&解散

    112名の生徒が16チームに分かれてワークショップに参加

    本ワークショップは、10月にオンラインでの開催から始まりました。参加者は、RePlayceが運営する「はたらく部」の高校生たち。実際の企業課題に取り組むことで、学校内の学びを実社会に応用する経験を得たり、建設業界の現場や業務内容を直接体験し、興味を持つきっかけを得られるといった成長につながりました。
    コーチは、自律的キャリアを推進する現役の社会人。鹿島建設からは、鹿島建設関西支店の皆さまにご参加いただきました。

    以下は、12月27日~28日、13人の高校生が集まり、対面で開催した勝尾寺でのワークショップの様子をお伝えします。

    DAY1

    グループワーク①勝尾寺体験

    勝尾寺から体験設計を学ぶ (お寺をご案内いただきました)

    勝尾寺では、お寺にどんな仕掛けがあるのか、なぜダルマがいたるところにあるのか、あまり見かけないおみくじ(大吉とかじゃない)など、それぞれの視点で見学させていただき、さまざまな疑問を持ち帰りました。

    グループワーク②「勝尾寺での気づきと学びのシェア」

    対話形式で勝尾寺のさまざまな仕掛け、一期一会の重要性について、話し合いました。

    グループワーク③「街づくりブラッシュアップ+資料作成」

    グループごとに、意見を交わしながら、どんな街づくりをしたいかについて発表内容をブラッシュアップしていきました。

    夕食 副住職との対話

    DAY2

    朝のお勤め・朝食

    グループワーク④街づくりブラッシュアップ+資料作成

    2日間にわたり、勝尾寺からインスピレーションを受けた高校生たち。今まで何気なく過ごしていた町や、建築物にも様々な工夫や仕掛けがあることに気づき、学びをアイデアに変えて、グループごとにディスカッションをしながら資料作成に取り組みました。

    最終プレゼン | 講評 | 感想シェア

    最終プレゼンテーションでは、決勝に勝ち上がったそれぞれのチームが想いを込めて発表しました。

    プレゼンの一例として、長崎の池島(世界遺産の軍艦島(端島)と並んで、長崎県のもう一つの主要な炭鉱の島として知られている島)をサバゲーで観光地化するアイデアが発表されました。
    社会課題とセットで、建設費や人口減少などリアルな課題感も併せて、ゲームのルールも具体的にシミュレーションして提案をしました。

    また、結婚式の企画を発表したチームは、アンケートデータを活用したニーズをもとに、立地の利便性や地域の認知度向上、ブランディングや収益性も意識した、日本のハワイと称した奄美諸島での提案を行いました。

    さらに、「中年をターゲットにしたまちづくりで、市民も快適に暮らせる持続可能な白石市へ」として、宮城県白石市の企画も、学生らしい視点で社会を見ていることを感じられる大変ユニークなものでした。

    はじめは、緊張した面持ちの生徒たちでしたが、チームで出し合ったアイデアを、胸を張って発表する姿は、まさに合宿の成果を感じられる時間でした。鹿島建設の方や勝尾寺の方から直接フィードバックを受けることができ、参加した全員にとって、大変貴重な体験となりました。

    実施後に鹿島建設の皆さまよりこのような声をいただきました。

    「この度のワークショップでは、高校生たちが真剣に取り組み、大人には思いつかない多種多様な発想を繰り広げてくれました。その柔軟なアイデアは刺激的で、まちづくりの可能性を広げる貴重な示唆を得ることができました。 普段は直接会わないメンバーが全国から勝尾寺に集まり、交流を深めながらチームで協力する様子も素晴らしかったです。副住職には年末のお忙しい中、直接熱くご指導いただけたことに深く感謝いたします。参加者も、厳しい寒さの中、早朝のお勤めや広い境内の探索など貴重な経験となったことと思います。
    私たち鹿島建設は、多世代の意見を取り入れたまちづくりの重要性を常に考えています。今回、高校生たちの昭和レトロを活かした街づくりや、中年世代をターゲットとしたコンセプト、廃墟のユニークな活用案など、刺激的な提案に触れ、大きな学びを得ました。彼らがまちづくりに真剣に向き合う姿に感銘を受けるとともに、建設業の魅力を伝える機会にもなったことを嬉しく思います。ご協力いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。」

    総括として、はたらく部の沖は「このワークショップでの発表はアイデアを考えるところまで取り組んでいただきましたが、本当に大変なのは実現するところです。住民の人の理解が必要だったり、今の生活を崩さないように配慮しながら工事を進めたり、まだこれははじめの一歩みたいなものなので、ぜひこの先の体験もしてみてほしいです。」と述べました。

    帰り道、勝ちダルマ奉告梵焼祭

    勝尾寺では毎年12月28日に『勝ちダルマ奉告梵焼祭』として、その年に奉納いただいた「勝ちダルマ」を、報告と御礼を込めて神仏にご報告するという意味で、お焚き上げをしています。
    その様子を見学し、高校生たちは合宿を終えて帰路につきました。充実した時間をすごせたようで、鹿島建設の皆さん、本当にありがとうございました。

    参加学生の建設業界及び鹿島建設への理解度が確実に深まったといえる、充実した2日間となりました。ワークショップ終了後、参加した高校生から寄せられたコメントをご紹介します。

    全体を通して、高校生のコメント

    まちづくり・ワークショップについて

    ・まちづくりってこんなに面白いんだ!っていうのがわかった
    ・普段何気なく過ごしている街が、こんなにもたくさんの人のアイデアと努力でできているなんて、本当に驚きだった
    ・みんなで意見を出し合いながら、未来の街をデザインするのが、想像以上に楽しかった
    ・建物がただ建ってるだけじゃなくて、住む人のことを考えて作られてるとわかるようになった
    ・社会課題が身近な問題なんだとわかった
    ・チームワークの大切さを学んだ!みんなで協力して一つのものを作り上げるって、想像以上に大変だけど、すごく楽しかった
    ・意見が食い違うこともあったけど、話し合いをして一つにまとめる経験ができてよかった
    ・普段なかなか話す機会がない大人の方と、自分の考えを共有できて良かった
    ・みんな私の話を真剣に聞いてくれて嬉しかった

    業界・会社について

    ・ゼネコンって知らなかったけどすごい会社
    ・私たちの街を作っているのは、すごいアイデアや技術を持った人たちなんだなって分かった
    ・建築のお仕事って、ただ建物を建てるだけじゃなくて、環境や住む人の気持ちなど、たくさんのことを考えないといけないんだなと知った
    ・アイデアを形にする人たちは、本当にすごい
    ・将来、人々の暮らしを豊かにする仕事がしたいと思った
    ・今日のワークショップを通して、ゼネコンの仕事って、いろんな人と協力して、街を作り上げていく仕事なんだなと思った
    ・大人の方と話すのが楽しかった
    ・普段なかなか話す機会がない大人の方と、自分の考えを共有できて良かった
    ・プロの人が私たちの話を真剣に聞いてくれて嬉しかった

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    はたらく部 編集部

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